2010年01月15日

地盤ならではの団体? 「作る必要があったのか」裁判官が質問(産経新聞)

 【小沢氏秘書 第2回公判】(9)

 《裁判官による西松建設元総務部長兼経営企画部長に対する質問が続く。民主党の小沢一郎幹事長の秘書、大久保隆規被告(48)は、目を伏せて静かに聞き入っている》

  [表]西松建設側から受けた資金提供側には小沢氏のほか二階派などがリストアップ

 裁判官「話は変わりますが、(西松東北支店の下請け業者の献金団体である)松和会についてです。松和会は、政治献金のために作られた組織なのですか」

 証人「目的は非常にあいまいです。私は『メンバーを集めてくれ』といわれたので、メンバーを集めて、会則に各社の名前を入れて…。献金団体なのか、何なのか…。私は立ち上げただけで、その先は深くタッチしていません」

 裁判官「松和会のパーティーを、全日空ホテルで開催しましたね。あなたも参加したということでした。これは年に1回、開いていたのですか」

 証人「年1回か、年2回くらい。毎年かならず開くわけではありませんでした」

 《ここで裁判官は、検察側が西松建設のダミー団体と主張する「新政治問題研究会」(新政研)と「未来産業研究会」(未来研)に質問を転じた》

 裁判官「新政研や未来研でもパーティーを開催していましたか」

 証人「分かりません。タッチしたことがないので」

 裁判官「証人が東北支店にいたとき、支店長、副支店長の指示で、松和会を作ったということですが、背後には本社の指示があったのですか」

 証人「いや…。当然、作ることについては、本社の了解を求めたとは思いますが…。本社の指示とは聞いていません。黙ってやって問題になってはいけないので、了解を求めたのではないかと思います。ただ、これは推測です」

 裁判官「東北以外の支店で、下請け会社を集めた献金目的の会は他にありましたか」

 証人「ちょっと、そういう献金目的の会が、他にあったのか…。管理本部長なら聞いていたかもしれませんが、私は他の支店の事例は知りません」

 裁判官「耳に入ってこなかったと」

 証人「入ってこなかったですし、あまり協力(下請け)会社に、その…。私はそういうのに関わると、カネの補填(ほてん)とか、問題が出てくるので、直接やってくださいと(下請け会社などに言っていた)。他の支店でやっていたとは思えません」

 《「カネの補填とか問題」の意味ははっきりしないが、証人は下請け会社の献金が滞った場合に西松が穴埋めを求められることを恐れていたと言いたいようだ》

 《検察側は、東北地方の公共工事では、小沢事務所が絶大な影響力を発揮したと主張している。松和会のような組織が、なぜ東北支店にあったのか。裁判官ははっきりさせたいようだ》

 裁判官「では、東北支店が、そういう会を作る必要性はあったのですか」

 証人「支店長が、どういう判断で行ったのか…。そこまで私は関わっていません」

 裁判官「小沢事務所は東北に基盤がありますね。それと(松和会のような団体ができたことは)関係あるのですか」

 証人「分かりません。そこまで詳しくは…」

 裁判官「証人は、東北支店に請求書が来たとき、コピーを取っておいて、原本を本社に持っていっていますね。誰に持っていったのですか」

 証人「(当時の)事務本部長の国沢(幹雄元西松建設社長)にです」

 裁判官「支店長ではなく、次長のあなたが直接、事務本部長とやりとりしたのはなぜですか」

 証人「『事務の窓口になってくれ』といわれてやったので。それ以外の理由は思いつきません」

 裁判官「次長が事務本部長と直接、やりとりするのは珍しいことですか」

 証人「上同士で、『手続きは事務担当の次長にやらせます』と言っていると思います」

 《ここで裁判官は「終わります」と告げ、尋問を終えた。大久保被告が顔をあげ、手で鼻のあたりをぬぐった。弁護側と検察側の双方が、再尋問を行いたいと申し出て、ここは検察側が「どうぞ」と弁護側に順番を譲った》

 弁護人「新政研と未来研は解散していますが、解散手続きなどに関与はしましたか」

 証人「(献金窓口だった総務部長などを)退任した後なので、一切関与していません」

 弁護人「西松建設側の人で、解散手続きに関与した人を知っていますか」

 証人「退任した後なので…。分かりません」

 弁護人「付き合いがあった相手先へのあいさつ状などは出しましたか」

 証人「退任した後なので、分かりません。やったのかどうか」

 《弁護側はこれで尋問を終えた。続いて、検察側が2度目の尋問を始めた》

 検察官「確認ですが、新政研、未来研は献金の団体ですね。収入源は一つは会費、もう一つは何ですか」

 証人「パーティー収入です」

 検察官「会費は、会員の西松社員が支払っていたのですね」

 証人「ほとんどそうだと思います」

 検察官「あなたが把握している範囲内ではどうですか」

 証人「私は社員しか(会員だった人物は)知りません。個別にだれが会員かについては、興味がありませんので(知りません)」

 検察官「(西松建設の)人事部長が(どの社員が会員かを)知っていたということですが、なぜ人事部長が知っていたのですか」

 証人「(会員になる)成績優秀者の名前を、人事から聞いてやっていたので」

 検察官「人事部で成績優秀者をピックアップして、(会員にした上で)賞与を上乗せしていたと?」

 《西松は、会員の社員が支払った会費について、ボーナス(賞与)を上乗せして穴埋めしていたという。この『賞与上乗せ』について、検察官が触れようとする。しかし、ここで弁護側が大声で異議を唱えた。主尋問で触れなかったのに、再尋問で持ち出したのが『ルール違反』だと主張しているようだ。検察側も反論し、言い合いとなる。登石郁朗裁判長は苦笑を浮かべながら、左右の裁判官に顔を寄せて何か相談している》

 裁判長「ちょっと、いったん相談します」

 《3人の裁判官は背後の控室に入り、公判は一時、中断状態となった。座り疲れたのか、大久保被告は背中側で手を組み、少し伸びをした。その後はうつむいて目を閉じている》

    =(10)に続く

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posted by オオスギ フジオ at 23:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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